デューロンの耐侯リアル実験の結果

今年のGWがスタートする4/28(木)から
弊社屋上でデューロンが、どれだけ紫外線や風雨に耐えるのかを
10/3(月)まで約5ヶ月間、放置してリアル実験してみました。

その結果は。。。。

画像では分かりにくいですが、雨などの悪天候で汚れてはいますが、
ほとんど劣化の気配なし!!

表面は、ざらつきやひび割れもなく・・・・


まさに「雨☔にも負けず風🌬にも負けず」
苦労して育て上げた我が子の成長を見る様な愛おしさを感じてしまう。。。
(大袈裟🤣)

4月~9月の期間、悪天候の日☔、猛暑の日🌞、風のキツイ日、
繋ぎとめたポリプロピレンの紐が切れたりしながらも
デューロンは、気丈に頑張りました(笑)

そして5か月が過ぎ、無事に屋上から救出!!

救出直後は、金具もサビて生地表面もかなり汚れてます。

濡れた雑巾で下半分を拭きとってみました。

マイナスドライバーで表面を傷つけようとしてみましたが、全然強かったです!💪
何とも頼もしい限りです。

マイナスドライバーで、キズテストをしてみました。

左上:汚れたままの部分をドライバーで擦った箇所は、汚れが浮いた状態になり、
右下:汚れを拭きとった部分は、キズも分かりません。

この耐侯リアル実験は、梅雨の局地的豪雨や台風などもあり、
また真夏の強烈な直射日光も浴び続け、信じてはいるものの大丈夫なのかとドキドキしながらの月日でした。
耐えたデューロンには、申し訳なかったですが、
かわいい子には旅をさせた甲斐がありました(涙)

スタッフ一同、実は、ホッとしてます。(笑)

※屋外使用を保障するものではありません。

バッグの生地屋って?

以前からどんな仕事をしているの?
と聞かれると、こんな会話が続く・・・

🐶:質問者  🐱:私


🐶:「どんな会社で勤めてるの?」
🐱:「バッグの生地屋さんに勤めてる!!」
🐶:「バッグの生地屋さんって? どういう仕事?街で見かける生地屋さんとは違うの?」

と、こんな風に・・・
未だに、どういう風に説明すればいいのか、
自分でも定かではない。

その結果、
🐱:「わかりやすく言うとバッグを作るのに適した素材を販売する会社かなぁ~」
🐶:「へぇ~バッグの生地って、そんなに色々ある?」
🐱:「あるよぉ~!!シーズンもあれば、トレンドやデザインによっても適した素材、風合い、というのがあるんだよ。
デザインが様々あるのと同じで、素材もやっぱりそれぞれにあるのさぁ~」
🐶:「へぇ~言われてみれば、なんとなく。。。」

🐱:「とはいえ、バッグにだけ使う素材なんて、逆になくて、色んな用途もあるんだ。
肉厚や風合いの違いで、洋服などのアパレルはもちろん、帽子になったり、靴になったり、何かを保護する為のカバーやインテリア雑貨などなど、あらゆるモノが考えられるので、バッグの生地屋です!っていうより、そういうあらゆるモノを作るのに適した素材提案をする会社で、その中で今までは、バッグに使う素材提案が一番得意な会社ってとこかな」


🐶:「ほぅ~」
🐱:「作りたいバッグのデザインに適した風合いや厚みにしたり、そのデザインに適した素材提案を得意とするってとこかな」
🐶:「ということは、別にカバン以外の物を作るのにも生地販売をしているんだね」
🐱:「そうそう!! 何を作るか、何の為に必要かは、それぞれだしね。色んなモノに使ってもらってるよ」
🐶:「こんなモノを作りたいけど、適した生地ありますか?とか、こんな素材を使ってみたいけど、これで作れますか?みたいなことかな?」


🐱:「うん!そんなところから企画をスタートさせることもあるしね。このデザインなら、裏加工をして、こんな風合いに仕上げれば、いい感じになりますよ。みたいなアドバイスをさせて頂いたり、お客様のアイデアを最大限に活かして製品まで仕上て、納品させて頂くOEMもやってるんだよ」
🐶:「バッグ素材というだけで、そんなに提案があるなんて、ましてシーズンがあるなんてことも気にしてなかったかも。。。っていうか、生地を売ってるってだけじゃないんだね(笑)」
🐱:「確かにそうなんだよね。長年素材を扱ってきたので、縫製メーカーさんやファスナー、テープなんかを取り扱う会社さんとも繋がりがあって、総合的にプロデュース出来たらなって思いから、色々やってますよ(笑)」
🐶:「そうなんだね。縫製してあるモノってとこまで考えるとそりゃ巾広いよね」
🐱:「うん。アパレルと同じ様にバッグにもトレンドのデザインや色があるので、提案は様々だよ。もっと言えば、みんなが知ってる海外の某ビックブランドのバッグは、ひとつのバッグの本体胴部分とマチ部分、ポケット部分など同じ素材を使っているように見えても、実は裏加工でその箇所その箇所にあった厚みや風合いに変えてあるんだよ。」
🐶:「えっ~さすが、ハイブランドだね!!」
🐱:「そうだよね。縫製や生地選びも拘りぬいたハイブランドは、さすがだなと感心出来るようになったのも、この業界に入ってからの様な気がする」
🐶:「じゃ~自分の提案した素材で作られたバッグやモノを見ると、嬉しくなるよね」
🐱:「そう!自分の仕事が役に立てたんだと思える瞬間でもあるんだよ」

というように・・・・

世の中には、沢山の仕事があって、
人に自分の仕事内容を伝えるのって、
なかなか難しかったりしますよね💦

いろんなモノが、いろんな人の手を渡り、いろんな想いを込めて、
やっと出来上がったモノがそこにあるんですよね。

作り手であるあなたの想いを込めたモノだからこそ、
そのお手伝いが少しでもお役に立てればと思っています。
そして、実際に触れ、作ってみて、「やっぱりトップランに来てよかった」と
思ってもらえることが一番の喜びだと思っています。

これからもみなさまのご期待に応えられるよう頑張ってまいります ☺

🐱「日々コツコツ」をモットーとするブログ担当でした🐱

おかげさまで93周年

おかげさまで、4月1日弊社は1928年(昭和3年)の創業から93回目の創業記念日を迎えました。
これもひとえに皆さま方の温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

ここに1冊の本があります。
弊社創業者:川坂由太郎が1971年に書いた手記『私の履歴書』です。

創業者は明治41年(1908年)に、奈良県吉野郡の農家に長男として生まれ、幼少の頃を過ごしました。
幼くして父の死別や一家の苦労と貧困から脱出するため、一念発起して大阪にある親戚の鞄メーカーへ丁稚奉公として勤めました。
その後上京し、鞄メーカーで修行を積んだ後、1928年4月に個人商店を立ち上げたのが弊社の歴史の始まりです。

戦中戦後の焼け野原の東京ですさまじい動乱の中、東京交通局のタイヤ修理から鞄の材料商へ転身しました。
今は、電話はもとよりメールやリモート商談、車での配送が当たり前ですが、当時はリヤカーや大八車に荷物を載せて商品をお届けし、出張は夜行列車に揺られ、夜通しかけてお得意先に足を運んでいたそうです。
何をするにも時間と労力がかかり、苦労の連続だったと聞いています。


お取引先の厚いご支援もあり、少しずつではありますが、業績が拡大するにつれ大阪や豊岡などの支店を開設し、高度成長期、オイルショック、バブル崩壊など幾度かの浮き沈みを経験しながら現在に至っています。


本の中で、今では想像もつかない様な当時の苦労や困難、そして商売より人を創るという難しさ、敬心の念などが綴られていて、今も社員への教訓として活かされています。

さて、昨年度はコロナ禍に見舞われ、93年の歴史の中でも未曾有の厳しい一年でした。
しかしながら、これからも私たちは、これまで培ってきたノウハウや歴史の重みに誇りを持ちつつ94年目のベンチャー企業という認識のもと、新しい事にチャレンジし、さらに歴史を積み重ねていけると考えています。

これからも引き続き、皆さまのご支援とご厚情を賜ります様宜しくお願い申し上げます。

この生地はどっちがオモテ⁈


鞄の生地には、ホツレ止めとして裏面にコーティングする場合が多いのですが、裁断や縫製する際に裏表の見分けがつかない生地があります。

裏表を間違って、裁断縫製してしまうと、コーティング面は、埃が付きやすいので、そのまま製品が完成すると取り返しのつかない事になってしまいます。💦

そんな中、お問い合わせで時々あるのが「この生地どっちがオモテなの?」(?_?)

これはホントに厄介な話で、うちの新入営業マンもお問い合わせに対し、どう説明すればいいのかと必ずぶち当たる壁なんです。
手で触ってみたり、コーティング剤のツヤ感を見てみたり、「ナイロンツイルなら、右上がりノの字がオモテなので、その反対が裏面という事で。。。。」とか、または染工場に問い合わせし、この反物は中オモテ巻きか外オモテ巻きかを確認したり、色々な方法で探りあてます。

例えば、お客様にお届けする生地スワッチを作る際は、すでに小さくカットされた生地では、なおさら分かりにくく悩みます💦

でもそんな時、見分ける方法として、一番簡単で間違い難いのが、消しゴムを押し付けてみる事です👍

消しゴムにくっついてくる方がコーティング面、つまり裏面です。💡
くっついてこなくても指先の感触で「ムチっ」とするのが分かるはずです。

この「ムチっ」とした感触がわからないとおっしゃる方もいますが、そこは感覚の慣れもあるので、一度トライしてみて下さい。☺
きっと、わかってもらえる日が来ます。(笑笑)

余談ですが、私は仕事中は、エプロンをしているのですが、実はポッケにいつも小さな消しゴムを忍ばせています☺

それでもわからない時は、どうぞご遠慮なく、弊社営業部へお問い合わせください。☺

Ballistic(バリスティック)という名の由来

Ballisticは、「弾道」という意味で、第一次世界大戦時にケブラーやダイニーマなどのスーパー繊維が無い時代に当時のDUPONT社(米)が、防弾チョッキ用に極太ナイロンを2本の糸で撚って織り上げた生地の織り方の名前です。
なので、綾織や細番手の糸、ポリエステルなどの異素材は、Ballisticとは言えません!!

弊社の「1680dコーデュラ」は、経糸、緯糸ともに840dのコーデュラナイロンを2本引き揃えて織り上げた正真正銘の「CORDURA BALLISTIC NYLON」です!!
ちなみに現在のDUPONT社は、ナイロン糸及び生地は生産しておらず、INVISTA社が供給と開発を担っています。

裏面にPUコーティングしたタイプで7色を在庫しています。

●コーデュラバリスティックPUを1m単位でご購入を希望される方はAmazonからどうぞ ⇩
https://www.amazon.co.jp/dp/B08DTCHZYL/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_v6e0FbBBY7QGN

レジ袋有料化!!

レジ袋有料化になりましたね。
以前に比べ、数多くのデザインや素材のバリエーションも増えてきました。

これに伴い我社でもOEM生産のご相談など色々ご提案をさせていただき、商品化のお手伝いをさせていただいております。

我社にお手伝い出来る事があれば、是非ともお声かけ下さい!!