この生地はどっちがオモテ⁈


鞄の生地には、ホツレ止めとして裏面にコーティングする場合が多いのですが、裁断や縫製する際に裏表の見分けがつかない生地があります。

裏表を間違って、裁断縫製してしまうと、コーティング面は、埃が付きやすいので、そのまま製品が完成すると取り返しのつかない事になってしまいます。💦

そんな中、お問い合わせで時々あるのが「この生地どっちがオモテなの?」(?_?)

これはホントに厄介な話で、うちの新入営業マンもお問い合わせに対し、どう説明すればいいのかと必ずぶち当たる壁なんです。
手で触ってみたり、コーティング剤のツヤ感を見てみたり、「ナイロンツイルなら、右上がりノの字がオモテなので、その反対が裏面という事で。。。。」とか、または染工場に問い合わせし、この反物は中オモテ巻きか外オモテ巻きかを確認したり、色々な方法で探りあてます。

例えば、お客様にお届けする生地スワッチを作る際は、すでに小さくカットされた生地では、なおさら分かりにくく悩みます💦

でもそんな時、見分ける方法として、一番簡単で間違い難いのが、消しゴムを押し付けてみる事です👍

消しゴムにくっついてくる方がコーティング面、つまり裏面です。💡
くっついてこなくても指先の感触で「ムチっ」とするのが分かるはずです。

この「ムチっ」とした感触がわからないとおっしゃる方もいますが、そこは感覚の慣れもあるので、一度トライしてみて下さい。☺
きっと、わかってもらえる日が来ます。(笑笑)

余談ですが、私は仕事中は、エプロンをしているのですが、実はポッケにいつも小さな消しゴムを忍ばせています☺

それでもわからない時は、どうぞご遠慮なく、弊社営業部へお問い合わせください。☺

摩擦強度が高耐久な次世代合皮:デューロン

Twitterの引用ですが、従来製法で作られた合皮(画面右側)と高耐久次世代合皮デューロン(画面左側)の表面をスチールの鍵で擦ってみた画像です。

https://twitter.com/i/status/1346593320638636032

動画では、わかりにくかったので、クローズアップしてみました☺ ⇩

ご覧の通り、従来の合皮(右側)はキズが付きますが、デューロン(左側)には、ほぼキズが付きません。
素晴らしい(自画自賛☺)笑。

デューロンは、ゴムライクな質感ながらも高純度のウレタン樹脂を使用している為、表面にキズが付きにくい高耐久合皮です。
新しい製法によりVOC(揮発性有害物質)を大巾に削減させ、また製造工程の合理化でCO2も70%以上削減させた環境配慮型のポリウレタン素材です。

さらに、裏基布には、ポリエステル600dを使用し、引裂き強度を高めています。
当然雨の日の防水効果もあり、意外や意外軽いんです!

下の写真様に素材の持つマット感とツヤプリントの対比でモード感のあるゴムライク素材を表現出来たり。。。
軽くてボリューム感を持たせたウレタンBDやパンチングなど様々な加工が可能なので、二次加工を施す事でデザインの巾も広げることが出来ます。